【チューブレスタイヤの構造】

【タイヤの写真】

【修理したパッチの穴から空気が漏れる理由】
タイヤをよくみるとビード部分に無数の穴が開いています。タイヤの骨格であるビードとケーシングはナイロン繊維で出来ており、このビードの穴から空気が入り込んでしまいます。結果ケーシングの外側コンパウンド(外側ゴム)が傷ついただけで空気漏れが起きてしまいます。この状態ではTUBELESSCUEで修理しても完全には空気漏れは止まりません。


まずタイヤの内側、リムテープ、バルブのゴム部、すべてパーツクリーナーで油分を取り除きます。 次にタイヤをリムに取り付けます。
ビードを真ん中に寄せ、リム とタイヤの隙間にMAKUHALの液(両側で10ml)をたらします。 ビードを上げます。
これでビード部の穴を塞ぐことができます。


一旦ビードを上げた状態からバルブコアを外し、MAKUHALの液137ml全部を入れます。
バルブコアを付け再度空気を入れます。
その後ホイールを数回ゆっくりまわします。
もう一度バルブコアを外し今度は入れた液をすべて注射器で抜き取ります。
抜き取った後、バルブを付け所定の空気圧をいれます。(抜き取った液は再度使えるので容器に戻します)このとき使用する量は約16ml程です。

こうしてセットしたタイヤはクリンチャーのプチルチユーブと同等程度の空気減衰量を保ちます。
(5日間で20%未満)
外側コンパウンド(ゴム)に出来た傷程度では空気漏れは起こらなくなりパンクのリスクも大幅に減ります。
MAKUHALはタイヤの中で乾いても TUBELESSCUEで修理が出来ます。
薄いきれいな膜を張らせることが重要です。
ケーシングを破るパンクでも空気は急激には漏れ出しません。走行中にシーラントもほとんど飛

【左側が60ml使用 右側が30ml使用】

び出ることはないのです。入れすぎるとシーラントと中の空気が混ざり合ってスポンジのように白くなります。パンクした時シーラントが飛び出てくるのは液の入れすぎです。
空気が抜ける場合は内側の膜が切れていることがあります。このときはもう一度MAKUHALを入れて注射器で抜く動作を繰り返してください。奇麗な膜を張ったタイヤは液体が流動することがないためホイールバランスを取ることが可能です。